ピコトリートメント・ピコカラーで髪が修復するなんてありえない！！

本日のブログは少し辛口でいきたいと思います。

髪がダメージした、髪がばさばさする

などのことでトリートメントで修復しようと

ネットを隅から隅まで検索し少しでも

効果のあるものを試してみようと

探されている方というのは多いと思います。

そこでよくでてくるのが

ピコトリートメント

というトリートメントです！！

名前はお店によって違ったりもしますが

有名なM3Dシステムのトリートメント

ということみたいですね。

このシステムはここ数年でかなり有名になり

いろんな有名な方がされているなどの

影響もあり導入しているお店も多いかと思います。

じゃあいったいどんなトリートメントなの？？

というところなんですが

詳しく書かれている方がいらっしゃるので

こちらをご覧ください

↓

どうも　巷の噂では

ピコトリートメントはM3Dのように
縮毛矯正やヘアカラーと同時にしないらしいので
いきなり　ビビリ毛などのようなトラブルは減ったらしい？

ま　少し説明を入れると・・・
ナノより小さい　ピコ　・アミノ酸　（爆）
ナノ　とか　ピコ　っていうと
なんだか　科学の世界でよ〜わからん！
なんとなく　良さそうな感じがする〜〜〜！

っていう　イメージなのかもしんない。。。
ちょいと　ナノ　とか　ピコについて説明しとくね
普通「ナノ」というと「ナノメートル」の略。
1 ナノメートルは、10 のマイナス 9 乗メートル。

通常の原子の大きさはだいたい
1 オングストローム = 0.1 ナノメートルくらい。
んで髪の毛のアミノ酸というのは、
それなりの数の原子がくっついた分子なので、
サイズはナノメートルぐらいの　単位であろうと思う。

長さの単位で「ピコ」といえば、
普通 10 のマイナス 12 乗メートルを指すピコメートル。

ピコメートルの単位で考えると・・・

もう、原子の内側に入り込んでしまう（笑）
ピコメートルの大きさのアミノ酸というのは、

どう考えても　あり得ないことになる（爆）

エセ科学で検索したら　色々出てくるよ（笑）

引用元：場末のパーマ屋の美容師日記

ということでまぁ言っちゃえば

ありえない理論なわけです（笑）

他にはこんなところにも

↓

M3Dで本当に髪が綺麗になると信じているのは

M3Dの取り扱いをやっているサロンのスタッフだけです。
一番小さなアミノ酸であるグリシンですら分子量約75もあります
一番小さな水素分子は分子量約２です。
分子量１は約0.1ナノです。

ピコはナノの1/1000です。
ピコトリートメントはピコサイズのアミノ酸とか

言ってますがおかしいとは思いませんか？
完熟ミネラルがとか言ってますが

ミネラルは熟したりしませんよね？

シングルとかダブルとか言うのは

皮膜の厚さだと思ってください。
髪の表面にタンパク質貼ってアイロンでプレスすると

ガラス化と言う現象が起きます。
ウールの洋服に高温のアイロンを

あてるとテカテカになるあれです。

アイロンでプレスすればするほど髪って良くなると思いますか？

かわいそうなのは美容師がそのことに気づかず

騙されてドンドンお客様に薦めてしまうことです。
最初はツヤツヤになって感動するでしょう。
でも続けてやっていくうちに髪は硬くゴワゴワし、

ツヤも段々失われていきます。
皮膜が剥がれれば中はアイロンの熱でボロボロですからね。
だからまた皮膜を作ってごまかすしかなくなる。

M3Dはやっちゃいけないトリートメントです。
「M３D 失敗」などで検索してみてください

引用元：Yahoo!知恵袋

ここにも書いてありますが

M3D　デメリット
M3D　失敗

ピコトリートメント　デメリット
ピコトリートメント　失敗

で検索するといろんな例がでてくると思います。

現在の毛髪科学では

髪が修正することもなければ

治ることもありえません！！

そんなこと出来てたら

とっくに大騒ぎになってるはずです（汗）

しかもですね。。。

このピコやM3Dをして。。。

髪がビビリ毛（ジリジリな毛の状態）

になってしまって当店に来られる方というのは

ほんと多いんです！！

本日もそんなお客様がお越しになられました。

その方は月に一度のペースで

ピコカラーを繰り返していたということなんですが

予約時に

毛がジリジリになってるので治せませんか？

という連絡があってのご来店でした。

ご来店されて見てみると部分的に

ビビリ毛（ジリジリな部分）になっています。。。

それがこの部分です

↓

毛先ビビってる上に切れっちゃってます（大汗）

この方にはご予約の時点で治せはしませんが

誤魔化せるだけ誤魔化してみます。

と伝えていたのでなんとか

誤魔化せはしましたがそれなりの

薬剤を使用しての施術でした。。。

これを見てピコの施術で修復してるって言えますか？

むしろ逆ですよね？？

自分はよくこのブログでも言っているのですが

トリートメントのメニューというのは

カラーやパーマなどと同じカテゴリーでの

メニューだと考えています。

ですので死滅細胞である髪を治す、

修復するのなんかありえないですし

下手したらこんな事故も

起こしてしまうわけです。

ピコだから髪をよくするなんてありえないです！！

あ～あ

言っちゃった。。。

これで批判のお問い合わせ増えるんだろうなぁ〜(-_-;)

※苦情、クレームはお店ではなく私山根本人にお願いします

でも実際当店に来られるお客様が

実体験としてそのような状態になってるのを

リアルで見ているので事実を言ってるまでです。

みんながみんなこんなふうに

なってるわけではないかもですがこうなる

可能性があるだけでも修復させることが

できるなんて絶対にありえないでしょう。

修復しないものに対してどうアプローチをするのか？

いかに毎回の施術で負担にならないような

施術をしていくのか。。。

その上で綺麗に見えるようにするのと

扱いやすくするようにするには。。。

こんな部分を徹底するのが

一番大事なことだと思いますし

僕らがやらなきゃいけない部分です。

その部分を貫き通して今後も

やっていきたいと思います☆

最後にもう一度言っておきます。。。

ピコトリートメントやピコカラーだからといって

髪が修復するなんてありえないですからね！！

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この記事を書いた人

山根裕司代表／LOANA

ヘアサロンLOANA代表の山根裕司です。

毛髪診断士の資格を持ち薬剤開発などにもたずさわり毛髪の改善に全力を注ぎます。

今まで原宿、表参道、六本木、神戸と有名サロンと言われるお店で働いてきて有名サロンの良い部分も悪い部分も見てきました。

その上で有名サロン、大型サロンでは見逃しがちな部分にも目を向けたサービス、接客、技術を心がけすべての方がハッピーになれるヘアサロン、美容師でありたいと思っています。

素材美（毛髪）とデザイン美（ヘアスタイル）の両立をモットーにどちらが欠けても完全ではないということをご提案していきたいです。