21Apr

【ベーシックカット】
ここ何年も勉強しつつそれでも
まだまだ納得のいくところには
ぜんぜんいけていない美容の基礎中の
基礎となるカットです。
僕ら美容業界の中でもいろんな声があり
例えば
『ベーシックなんて必要ない』
なんて人もいれば
『ベーシックカットを理解することで更なる領域へいける』
などという人。
どちらがどうこうというのは
各々の考え方なのでとやかく
言うつもりもないです。
が自分自身ベーシックカットを勉強してきて
いい方向としておこっていることを
リアルに感じることが多々あるので
今回はそんなベーシックカットを
理解していくことの大切さというのも
書いてみようかと思います。
まず話飛びますが僕らの仕事って
技術職であり接客業でもあります。
ですのでいくら技術力が優れていても
接客が伴っていなければお客様満足というのは
いただけないと思いますし
極論、
なんでこのカットやカラーが評価されるんだ。。。(汗)
という技術の方も大勢いると思います
でもお客様側の立場から言えばそれでも
気にいってる部分があるから評価するわけですから
技術力と接客力という両方の大切さも
長くこの仕事をしていけばいくほど
痛感させられる部分です。
バランスよくこの両方を
兼ね備えられたらいいのですが
自分は完全に技術力やケミカルで勝負するタイプ
ですので苦手を克服するよりさらに
自分の強みを強化していくことで
お客様皆様の満足度をあげたいと思い
カットやその他もろもろの強化に力を入れています。
でここ数年一番力を入れているのが
ベーシックカットというわけです。
ほんとカットでいう基礎中の基礎なのに
難しいんですよね
極めようとするとより難しさを
実感するのがベーシックカットです。
ただ難しいからこそ習得していくと
それをお客様に還元していけてるという
実感度合いも大きくなっていきます。
ベーシックカットを勉強することで
身についていってることとは?
いきなりですがまずは画像をご覧ください
↓
そしてもう一枚
↓
こちら同じお客様でして美容室帰りに
アップされていたものになります。
この2枚、同じようなスタイルに
見えるかもですが微妙にカットを
変えております。
どこが違うかといいますと
こちら
↓
紫とピンクでラインをひいてみたんですが
これカットラインの角度を変えて
前下がりを強くし耳後ろの部分を
しめる(押さえ込む)ようにカットを変えました。
こうしたらよりわかりやすいかも
↓
顔の角度を真っ直ぐにしてみたんですが
こう見ると以前カットしたときの
紫のカットラインよりも角度がついてることが
よくわかるかと思います。
このようにアウトラインの角度を変え
バックのボリュームをダウンするように
カットすることでスタイルが
よりシャープになり丸みがなくなります
美容師さんならそんなん知ってるわとか
思われる方も沢山いらっしゃると思いますが
あくまで一般の方に向けてですので
ただそんな美容師なら知ってるわと
思っていたことを理解していない美容師さんって
結構多いと感じます
例えば今回のようにベースカットでの
ボリュームダウン、シャープさのアップ(丸みをなくす)を
削ぎ(スキバサミですいたり)やスタイリングで
表現しようとする美容師さんってかなり多いです。
これは自分が講習とかして見ててもほぼです(汗)
それくらいベースカットで形を作って
スタイルを作る人って少ないと
最近はより感じます。
Instagramしかりホットペッパーしかりで
スタイル画像での評価となってしまうから
しょうがないんですがね
実際自分もそうでしたし。。。
ただキチンとしたカットで
形を作ることによる効果って絶大で
それを実感し始めてからはより
ベーシックカットを勉強するようになりました。
ベースカットを理解した上で
形を作ることによるメリットって
こんなところです
↓
◎無駄な削ぎをいれなくていい
◎質感、艶感が損なわれない
◎スタイルのもちがいい
◎扱いが楽になる。(おさまりなどがいい)
◎スタイリングがしやすい
などなど
あげていけばかなりでてきます。
狙ったデザインはベースで作る
デザイン重視の昨今だからこそ
その部分に自分は重点をおき
自分が常に念頭においている
『デザイン美と素材美の両立』
ということを今後も追い続けたいと思います。
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