22May

以前の記事なんですがこちら
↓
という記事で
なんで日本人の髪はオレンジになりやすいのか
というところを書いてみました。
で今回はそんな
オレンジ色になりやすい
日本人の髪の色をアッシュやマットのような
寒色系に染める方法
を書いてみたいと思います。
まず書いていく前に
以前の記事で次にこのカラー方法を
書いていくと言っていたんですが
こんなに遅くなってしまってすみませんm(_ _)m
そのぶんしっかり書きます。
まずこの方法は自分がよくやる方法であり
推奨しているわけでもありませんのであしからず。
ではなんですが前の記事にも書いた
日本人は髪がオレンジになりやすいという点。。。
ここをどうにかしないことには
アッシュを綺麗にだすには不可能だと思います。
というのもアッシュというのは色でいうと
青でしてオレンジとは反対色であるからなんです。
ですのでオレンジの色がある限り反対色である
青は表現しづらいということになります。
ちなみに赤の反対色が緑なので
マットがでづらいのもこのためです。
そこでこのオレンジや赤のまずは消します。
単純にアッシュ系、マット系のカラーを
のせたところで馴染むだけで終わりやすいので。
根本的にメラニンの色素なのでそこを
どうにかしないかぎりハッキリとは出しづらいです。
ただだからと言ってブリーチをするわけではありません。
ここで自分がする方法が
ライトナーというカラー剤を使う方法
です。
ライトナーとは色みが全く入っていなく
単純に明るくするだけの薬剤です。
このライトナーなんですが従来ですと
12レベル〜14レベルがほとんどでして
ブリーチ以外ですとこれが一番明るくなる
カラー剤と言えます。
でも自分が使っているメーカーさんだと
10レベルのライトナーという物もあり
これで明度をコントロールすることができます。
で本題に戻りますがこのライトナーを使い
メラニン色素の脱色をしていきます。
ここで皆さんへなんですが従来のカラー剤は
脱色したところに染料が酸化重合して発色します。
ですので明るくなるカラー剤は大なり小なり
脱色しているというわけです。
ライトナーを使う理由としては単純に
脱色だけをして以前のカラーのムラなども
修正しつつ土台を作るためです。
ここである程度均一に希望明度より
ちょっと明るくできればこのあとに
がっつりアッシュやマットのカラー剤をかぶせていきます。
二度染めなければならないという手間はありますが
こうすることで綺麗に日本人でも寒色系カラーが楽しめます♪
ちなみにこちら
↓
のカラーは一度ライトナーで脱色してからの方法です。
※毛先はブリーチです。
結構グレーじゃないっすか?
これを一発で表現するのは中々難しいです^_^;
自分のお客様は海外セレブ系のヘアにしたいと
いう方が大変多いです。
ですのでこの日本人特有のオレンジの髪を
いかに消すかを常々考えています。
で現在は手間はかかるが結果としていい
この方法をよく使います。
人種の違いを似せるというのは大変難しいですが
この難しい点をいかに表現出来るかというのも
美容師としての力量かと思います。
薬剤も常に進化していますしそれによって
まだまだいい方法などもでてくると思いますが
まずは自分で検証してからこれは良い!!
と思えるものだけをキチンと選別して
皆様に今後も提供していきたいと思います。
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