3Apr

最近なんですがとあるメーカーの
カラー剤のサンプルをいただきました。
自分達がサロンワークで使うカラー剤の中で
永久染毛剤というのがありましてその中でも
二種類に分かれてて酸化染毛剤と非酸化染毛剤
という物に分かれます。
酸化染毛剤、非酸化染毛剤の説明になります↓
1. 酸化染毛剤
酸化染毛剤:酸化染料がコルテックス内で、
過酸化水素水による酸化重合反応を起こし、色素を発生させる。
特徴
・色は1~2か月持続する。
・黒色の毛髪も明るく染毛できる。
・人によってはかぶれることもある。(そのためパッチテストが必要。)
よく使っているのがこの酸化染毛剤です。
通常ヘアカラーというと、酸化染毛剤を指します。
酸化染毛剤には、1剤と2剤があります。
1剤には、主にアルカリ剤、酸化染料、調色剤(カプラー)、直接染料
な どが配合されています。
2剤には、主に過酸化水素水が入っています。
まずアルカリ剤がキューティクルを開き、
その隙間から酸化染料が入ります。
コルテックス内に入っ た酸化染料は、
第2剤に配合されている過酸化水素と反応し、
これによって巨大な色素の分子が作られ、
色素はコルテックス内に長くとどまります。
過酸化水素水は、
髪の中にあるメラニンを分解する働きがあります。
そのため毛髪の明度を上げながら
毛を染めることができ、黒く染める「白髪染め」から、
暗い髪を明るく染める「おしゃれ染め」まで、
幅広い染毛ができます。
過酸化水素水は、
メラニンという黒い色素を分解するので(⇔明るくするので)、
白髪染めのように暗く染める場合は、
過酸化水素水の濃度(オキシ濃度)は小さくても良く、
逆に髪を明るく染める場合は、
オキシ濃度を大きくする必要があります。
ここで用語を二つ。
リフト力:ブリーチして髪を明るくすること。
オキシ濃度が大きいとリフト力は大きいといえる。
ティント力:色素を入れること。
色素量が大きいとティント力は大きいといえる。
白髪には、ブリーチして明るくするリフト力は
ほとんど不要で(髪が白いから)、
色素を入れるティント力はかなり必要です。
黒髪の場合、必要とされるリフト力とティント力は、
目的とする髪の色の明度やトーンによって、異なります。
例えば黒髪から暗い茶色にする場合は、
リフト力もティント力もあまり必要ではありません。
2. 非酸化染毛剤
非酸化染毛剤:コルテックス内で、鉄イオンとフェノールの反応により、 色素を発生させる。
特徴
・かぶれやすい人にも使える場合がある
・脱色作用がないため、黒または黒に近い色にしか染まらない。
・パーマがかかりにくいこともある。(鉄イオンが残存する影響で)
・髪の手入れが不十分な場合、髪を傷める可能性がある。
で今回いただいたサンプルが酸化染毛剤の物でして
今まで各メーカーで使われてるカラー剤のだいたいの物が
アルカリの含まれてる物になるんですが
今回いただいたカラー剤…
弱酸性なんです!!
人の髪は弱酸性でしてその状態が一番良いとされてるんですが
酸化染毛剤で酸性の薬って・・・?
という感じです。
まだ使用してないためなんとも言えないですが
弱酸性のカラー剤でどこまでのクオリティーが出せるのか?
色々試してその結果をまた報告したい思いますので
楽しみにしててくださいね(^ ^)
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